2016年12月7日水曜日

日系2社、10月の国際線旅客は3.6%増、利用率は微減

全日空(NH)と日本航空(JL)の2016年10月の運航実績で、2社の国際線旅客数の合計は前年比3.6%増の143万5360人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が4.4%増だったのに対し、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は3.6%増とASKの伸びを下回った結果、利用率は0.5ポイント減の76.7%となった。

NHは11月30日に運航実績を発表。旅客数は10.7%増の74万1176人で、ASKは7.6%増だったところ、RPKは9.4%増となり、利用率は1.2ポイント増の74.1%となった。方面別旅客数を見ると「アジア・オセアニア」は15.3%増の50万1661人、「北米・ホノルル」は4.7%増の16万9017人と増加したが、テロ事件などの影響が続く「欧州」は3.4%減の7万498人だった。

利用率が最も高かったのは「欧州」で、3.4ポイント減の80.8%と唯一8割を超えた。次いで「北米・ホノルル」が5.0ポイント増の77.1%、「アジア・オセアニア」が0.5ポイント増の69.3%となった。

ユナイテッド、17年春に日本/グアム3路線増便、計22往復

 ユナイテッド航空(UA)は2017年3月16日から4月3日まで、グアム/成田、関空、中部線を増便する。春休み期間の旅行需要の増加に対応するためのもので、成田線を往復11便、関空線を往復6便、中部線を往復5便の合計往復22便を運航する。UAは現在、成田線を1日3便、関空線と中部線を1日2便運航している。

増便分の運航機材はボーイングB737-800型機で、ビジネスクラス16席、エコノミークラス150席の計166席。

香港航空、成田線増便で1日3便に

 香港航空(HX)は11月27日、香港/成田線を1日2便から1日3便に増便した。HXによれば日本人と訪日客の両方の需要増を受けたもので、増便分はエコノミークラス174席のエアバスA320-200型機で運航する。
 さらに、12月2日からは香港/新千歳線も増便。現行の週7便から4便増やして週11便とする。増便分の運航機材はA330-300型機で、ビジネスクラス32席、エコノミークラス260席の計292席。
 そのほか、香港空港の管制塔工事のため10月30日から1日1便に減便していた香港/関空線を、11月29日には1日2便に戻した。これらの増減便によりHXは、日本/香港間を週71便で運航することになる。

日本航空と大韓航空、特典航空券の相互利用可能

日本航空(JL)と大韓航空(KE)は12月1日から、両社がコードシェアを実施する日本/韓国線について、それぞれ他方のマイレージ会員の特典航空券予約を受け付ける。JLはワンワールド、KEはスカイチームと違うアライアンスに加盟しているが、コードシェアは2004年8月から実施している。

 「JALマイレージバンク」の会員が特典航空券を予約できるKEの運航便は、ソウル(仁川)/成田、羽田、関空、中部、新千歳、青森、新潟、小松、岡山、福岡、大分、鹿児島線、ソウル(金浦)/羽田、関空線、釜山/成田、関空、中部、新千歳、福岡線、済州/成田、関空線の21路線。今年5月に就航した仁川/那覇線については対象外とする。予約はKE便名での予約に限り、JL便名で予約した場合はマイル積算対象となる。

 KEの「SKYPASS」の会員が特典航空券を予約できるJLの運航便は、成田/仁川、釜山線と羽田/金浦線の計3路線。予約はJL便名での予約に限り、KE便名で予約した場合はマイル積算対象となる。

トリップアドバイザー、課題は国内旅行

トリップアドバイザーは、日本人旅行者の国内旅行での利用増に向けて取り組みを強化する。今年の9月に同社代表取締役に就いた牧野友衛氏は、11月29日に開催したメディア向けのラウンドテーブルで、日本人はトリップアドバイザーを海外旅行で利用する傾向は強いものの「人数の多い国内旅行での利用は一般化していない」と説明。「国内旅行でより多く利用してもらえるよう、サービスの開発や改善を進めていきたい」と意欲を述べた。

 トリップアドバイザーは現在、49ヶ国・地域において28言語でサービスを展開。全世界の680万件の宿泊施設や観光施設、レストランなどの施設を紹介しており、月間利用者数は3億9000万人以上、登録口コミ数は4億3500万件以上に上る。日本国内の登録施設は約70万件で、日本人の利用者数は公開していない。

韓国、10月の日本人は26%増、5ヶ月連続で大幅増

 韓国観光公社(KTO)によると、2016年10月の日本人旅行者数は前年比26.0%増の22万7149人となり、5ヶ月連続で大幅に増加した。同国への日本人旅行者数は、昨年には中東呼吸器症候群(MERS)の流行などで落ち込んだが、今年2月からはプラスに転化。5月はゴールデンウィークの日並びや九州地震の影響で減少したものの6月からは再び回復し、6月から10月までの5ヶ月間については平均で53.6%増と好調な伸びを示している。
 なお、1月から10月までの累計は24.7%増の188万7473人。KTOは通年の目標として25.1%増の230万人を掲げている。

ハワイアン航空、17年に新制服導入

ハワイアン航空(HA)は2017年、客室乗務員や空港職員などの従業員の制服を刷新する。新制服はアパレル企業のAffinity Apparelやハワイ島ヒロのデザインスタジオ「シグ・ゼーン・カイアオ」、HAの代表スタッフなどが共同で考案したもの。「クウ・マコウ(力をあわせる)」をテーマに、ハワイの伝統的なデザインを彫った竹のスタンプ「オヘカパラ」と、フラなどで装飾品として使われる植物「レフア」をモチーフとした。


チャイナエアライン、燃油ゼロを継続、台湾以遠は徴収再開

 チャイナエアライン(CI)はこのほど、CIとマンダリン航空(AE)の12月1日から1月31日までの発券分について、日本/台湾線の燃油サーチャージを引き続き徴収しないことを発表した。8月と9月のシンガポールケロシン市況価格の平均が、基準となる6000円を下回ったことを受けたもの。航空保険・保安超過負担料については、AEの路線を除いて、引き続き片道300円を徴収する。
 一方でCIは、台湾以遠の路線について燃油サーチャージの徴収を再開する。理由については「諸般の事情」と説明しており、台北/香港線は片道1000円、中国本土やソウル、バンコクなどへの路線は3000円、インド亜大陸、北米、ヨーロッパ、オセアニア路線は7000円を徴収する。台北/高雄線については適応しない。