航空会社の明暗が分かれてきた。日本を本拠とする日本航空(JAL)やANAホールディングス(HD)の4~6月期決算は赤字が続く。アジアや欧州も厳しい。一方、ワクチン接種が進む米国では、コロナ下で初めて黒字を計上する大手も出てきた。米国では大手が黒字を出し始めている。4~6月決算では、大手3社のうちデルタ航空とアメリカン航空が19年10~12月期以来、6四半期ぶりに黒字に転換した。純利益はデルタが6・52億ドル(約720億円)、アメリカンが1900万ドル(約21億円)だった。ユナイテッド航空は純損益が4・34億ドル(約480億円)の赤字だが、赤字幅はコロナ後で最小だ。